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 40代の転職Q&A

 ■40代 転職事情(2007)


 ■40代 転職事情(2008)


 ■40代 転職者の内定率は


 ■40代 職務経歴書のコツ


 ■40代 紹介会社経由
 OR 直接応募



 ■40代 転職活動レポート
 (外資編)



 ■40代 中小企業への転職


 ■40代 中小企業への転職2





【2008年11月15日取材】

40代の転職事情(2008年)

サブプライム問題に端を発した世界同時不況に突入しつつある2008年11月。40代の転職事情についてヘッドハンティング会社社長に話を伺いました。

取材対象者:1969年から約39年にわたり人材紹介業に携わる。 大手企業、外資系企業、優良企業等のハイクラス求人のみを扱い、 約1000人の転職を成功させた実績を持つヘッドハンティング会社経営者。

Q.2008年11月現在の40代転職事情は?

40代の転職状況ですか?ペースダウンはしてますよ。 求人数はへっていますし、年齢だけでなく以前にもまして、採用基準が厳しく なってきている。
ただ、求人数の減少幅は若年層よりひどくないです。 元々、40代以上への求人は、社内で育成できていない専門職やマネジメント職に 絞られているからでしょう。

激減ではなくスローダウンですね。 採用市場全体でいえば、新卒採用や若手の中途採用を減らしたり、派遣を更新しな かったりと相当厳しくなっておるようですが。

■この先はどうなると思われますか?

我々はバブル崩壊も経験していますから、大げさにいえば、 「求人数が半減し、市場がピクリとも動かない」そんな事態も予想しています。 ただ、まだそこまでいきそうな感じではない。 企業は、前回の不況の折、採用を凍結しすぎて後で苦労した 教訓を持っています、慎重ですよ。

それと、企業も人と同じで、不況のときこそ実力がはっきりします。 当社の取引先は製造業が多いんですが、堅調な企業からは求人がきています。

今、株を買いたいけど、買えない人多いでしょう?同じことですよ。 今こそ、優秀な人材を採用できる時期ととらえる企業もいるわけです。

■どんな業界から40代以上に求人はきていますか?

業界でいえば、建設・不動産は大変厳しい、建築はそれなりにニーズがある。 メーカーでは半導体関連はダメ、環境・医療機器・医薬系企業は求人がきている。 自動車・機械系も多少きている。

金融・ITは当社取引先に少ないのでコメントできません。 いずれにせよ、業界の傾向はあれど、やはり会社次第です。

■40代への求人には、どのような職種が多いでしょう?

当社にくるのは、元々新規事業のリーダーや、中堅企業の経営幹部、たとえば、総務、 経理、法務、海外事業の管理職クラスで、この辺はコンスタントに求人があります。 中堅企業だと社内に良い人材が少ないんですよ。

新規事業人材については、結局、大手あたりでも育てられない。 大手社員の方は、いわば「出る杭は打たれる」世界で生きてきたわけで、 急にリスクをおってチャレンジしろ、といっても無理なんです。

それでも企業は、新規事業の種をまいていかなければならない。 それで、外部から百戦錬磨の強者や、経験・人脈を持った業界経験者をとろうとするわけです。

既存社員をアウトプレースメント(リストラ)しながらも、そのような 人材は我々にサーチ依頼してきます。

■最近のアウトプレースメントの状況は?

かなり増えています。企業がそうしないと持たないという事情もあるのでしょう。 しかし、どうも何も考えずにしている会社が多い。 今のように、40代、50代を安易にリストラするとどうなるかというと、 今度はそれを見ている30代あたりが、将来に見切りをつけて、早いうちに 転職活動しはじめるんですね。彼らまだ転職しやすいから。

No.1クラスは動かなくても、No.2、No.3あたりの、将来の幹部候補が転職してしまう。

そうなるとどうなるかというと、景気回復時に、今度は人材不足がネックになって、 景気の波にのれないんですよ。企業が、ダウンスパイラルに入っていくわけです。 わかってないんじゃないかと思うんですが。

どうも最近、企業のトップが会社の全体像を把握しきれてないんじゃない かと思うことが多いですよ。

■リストラされた人の転職事情はどうでしょう?

知っておかれたほうがいいでしょうけど、昔とちがって、いまアウトプレースメントの対象 になる方には優秀な人も多いんです。採用側の見方も昔とはまったくちがいます。 特に中堅・中小企業にとってはありがたい人材ですよ。

人材紹介会社経由で年収の30〜35%払ってというケースはなくても10〜20%のコストを 払って採用するケースはあります。 決して市場価値が暴落するわけではありません。

ただ、大手から中堅・中小にいくと年収も大幅ダウンしますし、組織も未整備ですし、 自分で何でもやらないといけません。

その辺の気持ちの切り替えができない人は難しいですね。後、アウトプレースメントで 割増退職金をもらったりすると、

皆さんゆっくりしすぎるね。即動かなければいけませんよ。

40代以上の転職活動なんて、たとえていえば『つり』見たいなもので、 自分に合う求人情報が出てくるまで、ず〜と待ってなきゃいけないわけです。

流れゆく求人情報をずっと見つづけて、これはと思った求人がたまに 出たらやっと応募できる。

エージェント経由でも大して変わりません。まず求人ありきです。 待ち時間はすごく長い。半年〜1年すぐたってしまいます。

時間がたちすぎると、今度は金銭的に厳しくなります。 それで気持ちに余裕がなくなると、面接でも良い結果がでにくくなります。

なかには、面接にいく交通費まで気になるようになったり、とりあえずアルバイトなど しはじめて、今度はつかれてしまい、転職活動がおろそかになる人もいます。 ろくなことはありません。

とにかく、すぐ動くべきです。紹介会社、転職サイト、人脈ふくめて、 エントリーできるものは全てエントリーするくらいでないといけません。

■今、在職中ならあえて転職しないほうが良い時期ですよね?

残れるならね。一部の人以外は、すぐでなくても、そのうち残れなくなりそうだから 転職するわけですよ。そこそこ優秀でも残れなくなりつつあるのが企業の現状でしょう?

経営陣が変わったり、年齢でばっさり切られたり、優秀でも年収の高いのが ネックになったり。会社そのものがあやうい場合もある。

何かこれっていう専門能力がない人で、残って活躍できる場所がありそうなら、 それはそのほうが良いでしょうね。

■今、40代以上の転職先としてはどのような企業が良いでしょうか?

私見ですが、40歳こえた人にベンチャーはすすめないね。 ベンチャー経験者ならまあいいですよ。

ただ、大手やそれなりの規模の会社にいた人は、経営者一人に権限が集中している組織 は向かないと思います。

会社の器、組織の力を活かして力を発揮してきた人は、やはり同様のスタイルで 働ける場を選んだほうがいい。 未整備でもある程度は組織で動いている、中堅企業をすすめますね。

転職先選びでは、

・企業がアーリーステージにあるのか、

・組織を整備しはじめた段階にあるのか、

・ある程度安定した段階か、

など、企業の成長段階も見なきゃだめですよ。 そして、自分が貢献できそうなのはどの段階の企業かを見極めてくださいね。



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